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予算作成の4つのステップをご紹介!

更新日:2024年4月24日

こんにちは!港区南青山で経理代行/記帳代行&会計・資金調達コンサルティングを行っているMeguro Accounting&Consultingの古川です。

前回のコラムではなぜ予算作成が会社経営にとって重要なのか?についてお話させていただきましたので、ここからは実際の予算の立て方についていくかポイントをお話できればと思います。

予算作成ノウハウ

皆さんは予算を立てるとき何を一番念頭に置かれますでしょうか?

目標とする売上でしょうか?

来期いくらの売上を達成できるかは確かにモチベーションやがんばるぞといった動機付けに非常に重要です。

しかし実際には売り上げがいくら上がっても売上以上に経費を使ってしまっては

利益がでないのです。

そこで予算を計画する際にはまず目標となる「利益」からスタートしてください。

最終的な儲けとなる利益をどのくらい確保したいのか。

お尻を先に決めるのです。

利益が出ないことには手元の現金は損が出た分減っていってしまいます。

売上も大事ですがそれ以上に重要なのは年間を通した営業活動の結果一体いくらの

利益が確保できたのかということです。


ステップ1 目標設定はまず「利益」からスタート!

予算策定とは、売上から経費を差し引いたところの最終的な利益からスタートして考えます。その利益を確保するためにどのくらいの売上をあげその目標となる売り上げを達成するにはどのくらいの経費をかける必要があるのかという戦略的視点に立って予算を作成することが重要です。


ステップ2 原価や経費の予算を決める

企業全体の目標利益が決まったら、固定費の予算を決めます。

固定費とは人件費の計画・減価償却費・家賃等の計画といった既に固定的にかかり利益の確保のためにかならず回収しなければならない原価と経費であり利益の次にしっかりと

把握していかなければならない経費を計算するのです。

新規事業を行う場合の投資計画や設備導入の計画・広告宣伝費の計画等もここで決めていきます。


ステップ3 粗利率を計算する

過去の実績などから会社の粗利率を計算します。この粗利率は業種によって大きく異なりますが、粗利が高いということはそれだけ顧客にとって価値のある商品やサービスを提供できているといえます。その為 会社経営にとって自社のサービスや製品の粗利率は非常にうような指標でありこの利益率が高ければ高いほど競争力のあるものやサービスを提供できているという指標になります。


ステップ4 最後に売上の予算が決まる。


以上のステップ1から3の作業が終わると それらを達成するために必要な売上が必然的に導かれます。


計算式は次の通りです。


必要売上高=(経費の合計+目標利益)/粗利率


まとめ!

予算計画はまず初めに目標となる利益から決める。

そこから固定費等の必ず回収する必要のある原価を洗い出し 自社のサービスや商品の

粗利率から必要となる売上高が決まる

という流れが予算策定の流れになります。



予算を策定するにあたっては、まず、目標である利益に対して、売上予算と経費予算を決めていきます。そして予算が決まったら、各部門で予算や目標を共有します。

予算の作成ができたらいよいよその予算を基に実績値と比較しするというフェーズにはいっていきます。

週ごとや月ごとに予算の目標数値と実績を比較し、その結果をフィードバックしながら予算管理を行います

弊社では、中期事業計画の作成、単年度予算への落とし込みのみならず、予算と実績に差異が生じている場合の原因分析や解決に向けての実行策の検討もお客様と一緒に予算達成に向けて伴奏支援致します!


個人の方、法人の方関係なくまずはお気軽にご相談下さい!



予算作成ノウハウについての記事の監修者

監修

目黒 夕紀子

​公認会計士/税理士

米国公認会計士(USCPA)を取得後, 中央青山監査法人(現PWC監査法人)にて国内外企業の監査業務に従事。その後大手外資系企業において財務・国内及び・国際税務&レポーティング業務等を経験。後に大手消費財企業においてファイナンスコントローラーとしてファイナンス&プラニング、内部監査統制プロジェクトを担当

リーマンショックを機に目黒会計事務所に入所し公認会計士の勉強をスタート 

目黒会計事務所では監査業務/会計/財務/税務/相続業務等幅広い分野で国内の中小企業をサポート

2016年公認会計士試験に合格し 公認会計士及び税理士として登録

現在に至る













 
 
 

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